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国内外で総合エネルギー・生活関連事業を展開果敢な挑戦を続けリーディング企業を目指す
株式会社サイサン
代表取締役社長 川本 武彦

家庭用、産業用、医療用など
ガス事業の全国展開を目指す

1945年の創業以来、ガスを通じて生活を支え、産業や社会の発展に大きく貢献してきたのが株式会社サイサンだ。「ガスワン」のブランドで知られる家庭用LPガスをはじめ、業務用や自動車用LPガス、産業用の一般高圧ガス、医療分野で使われる医療用高圧ガスなど、さまざまなガスを取り扱いながらエリアを広げることで事業を拡大してきた。
「当社は創業以来、お客様第一主義と保安・安全の確保を経営の根幹に掲げ、エネルギーサプライヤーとして社会や産業、生活文化の向上に貢献することを目指してきました。関東から東北、北海道へと拠点を拡大し、東日本の広域から中部にも営業拠点を構えています。2014年には兵庫県に株式会社しき島ガスワンを設立し、関西にも営業エリアを広げて
います」(川本氏)
静岡県や福島県などで都市ガス事業にも進出を果たしており、基盤となるガス関連事業の全国展開を目指している。

発電や新電力事業に進出し
多様な生活関連事業も展開

同社はガスに関わる事業にとどまることなく、さまざまな事業領域に進出することで成長を遂げてきた。
「当社には創業時から、常に新しいことを採り入れ、チャレンジするというDNAが根ざしています。リフォームや天然ミネラル水の宅配事業、パプリカの栽培事業などさまざまな生活関連事業を展開してきました」(川本氏)
富士山・南阿蘇・沖縄・島根の採水地で非加熱ボトリングした「ウォーターワン」は、酸素やミネラルをたっぷり含む飲料用天然水としてブランド化されている。
また、2013年にはメガソーラー発電事業をスタートし、埼玉県、山口県、青森県などに開設。また、2016年の電力小売事業の自由化に伴い、新電力ブランドとして「エネワンでんき」を立ち上げて積極的な展開を図っている。
「当社はガスとのセット割引やシンプルな料金体系を採り入れています。これまでガス供給で培ってきた信頼や実績から、お客様に高い評価をいただいています」(川本氏)
「エネワンでんき」は全国5位のシェアだ(11月26日発表 経済産業省需要実績)。従来の電気料金プランと料金体系を合わせ、コストダウンが分かりやすく伝わることなどから、ユーザーに支持され契約数が順調に伸びている。
同社は総合エネルギー事業と生活関連事業の両輪によって、ホーム・エネルギーパートナーとしての位置づけを確立している。

LPガスや飲料水供給など
海外6カ国で事業を展開

同社は国内事業で培った実績を基に、海外での事業展開も積極的に展開している。
「日本ではガスのない生活は考えられません。しかし、現在でも世界の約70億人のうち、約30億人はガスを使いたくても使うことができず、薪や石炭に頼っているのが実状です。LPガスは電気や都市ガスと違い、送電線や配管の敷設を必要としません。大規模なインフラ整備のコストをかけずに供給できる優れたエネルギーです。薪や石炭を使うことで生じ
る健康被害から解放され、自然破壊をなくし、労働時間を減らすことなど大きなメリットがあります」(川本氏)
同社は現在までにモンゴル、ベトナム、インドネシア、カンボジアでLPガス事業を展開している。2016年11月にはバングラデシュに現地財閥グループとの合弁会社を設立。産業用LPガスの販売、オートガス・ステーションの運営、高層マンションや新興住宅エリアにおける家庭用LPガスの供給を進めていく考えだ。
「バングラデシュでは、エネルギー関係で日本初の合弁事業として注目を集めています。LPガスの安定供給により、経済発展と環境保全に貢献したいと考えています」(川本氏)
国内では人口減少やオール電化など生活スタイルの変化により、今後LPガスの需要は低下することが見込まれている。一方、海外では新興国を中心にLPガスへの期待が高まっており、同社は今後も大きな需要が続くとし、積極的な海外展開を図っていく方針だ。
また、国内の飲料水販売ノウハウを生かして、オーストラリアでも飲料水宅配事業を展開。生活関連事業でも海外進出を推進していく。
同社は2045年に創業100 周年を迎える。
「日本を含むアジア・太平洋地域において、総合エネルギー・生活関連事業でリーディング企業になることを目指しています」(川本氏)
同社はさまざまな事業を通じて、今後も果敢に挑戦し続ける方針だ。その成果は国内外の豊かな生活の実現と、社会や産業の発展に大きく貢献していくことだろう。

※「賢者の選択」より転載

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